プルシアンブルー(読み)ぷるしあんぶるー(英語表記)Prussian blue

翻訳|Prussian blue

デジタル大辞泉 「プルシアンブルー」の意味・読み・例文・類語

プルシアン‐ブルー(Prussian blue)

プロシアの青の意。「プルシャンブルー」とも》「紺青」に同じ。ベルリン青

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知恵蔵mini 「プルシアンブルー」の解説

プルシアンブルー

1700年代初めにドイツ(当時のプロイセン)で発明された青色無機顔料一種。2019年1月、産業技術総合研究所などの研究グループが、同顔料を利用した脱臭剤を開発したと発表した。同研究グループによると、この顔料は原子レベルでは鉄イオンなどからなる格子状の構造をしていて、その格子状の間に臭いの元となるアンモニアなどが吸着する。この一部の鉄イオンを銅イオンに置き換えたことで、アンモニアの吸着効率を大幅に高めることに成功した。その吸着効率は活性炭などに比べると5〜100倍も多く、この研究によって脱臭機などのコストを大幅に抑えられる可能性があると期待されている。

(2019-1-31)

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改訂新版 世界大百科事典 「プルシアンブルー」の意味・わかりやすい解説

プルシアンブルー
Prussian blue

紺青(こんじょう)

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百科事典マイペディア 「プルシアンブルー」の意味・わかりやすい解説

プルシアンブルー

紺青(こんじょう)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「プルシアンブルー」の意味・わかりやすい解説

プルシアンブルー
ぷるしあんぶるー

紺青

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世界大百科事典(旧版)内のプルシアンブルーの言及

【紺青】より

…青色無機顔料の一種。1700年代初頭にドイツで発明され,のちフランスのミロリーMiloriによって製法が改良されたため,プルシアンブルーPrussian blue,ベルリン青Berlin blue,ミロリーブルーMilori blue,ベレンスなどとも呼ばれる。化学式FeK[Fe(CN)6],Fe(NH4)[Fe(CN)6],化学名はヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)カリウム,またはヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)アンモニウム。…

【シアノ鉄錯塩】より


[ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)]
 化学式はFe4[Fe(CN)6]3・15H2O。1704年ベルリンの染色業者が輸入品であったウルトラマリン(群青)の代用になる濃い青色の鉄化合物を偶然発見し,プロシア青(プルシアンブルー)と呼んだ。ベルリン青,ベレンス,紺青などともいわれる。…

※「プルシアンブルー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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