絵具(読み)えのぐ

百科事典マイペディア「絵具」の解説

絵具【えのぐ】

絵画を描く色材。古くから天然鉱物の粉末を液体で練り合わせて用いたが,現在では顔料を人工的に作ることもあり,展色剤も従来の水,油,樹脂などのほかに合成樹脂も用いられている。展色剤と目的により,油絵具水彩絵具クレヨンアクリル絵具などがある。東洋の絵具(岩絵具)は水彩絵具の一種。→顔料
→関連項目パステル

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「絵具」の解説

絵具
えのぐ
paints

顔料を展色剤で練った絵画用の彩色材料。油性と水性があり,油性には顔料を乾性油で練った油絵具と,油脂で固めたクレヨンなど,水性のものには水に溶けやすい展色剤で練った水彩絵具,ポスターカラーなどがある。油絵具の乾性油としては亜麻仁油けし油などが用いられ,これをテレビン油,けし油などで伸ばして使う。

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精選版 日本国語大辞典「絵具」の解説

え‐の‐ぐ ヱ‥【絵具】

〘名〙 絵を彩るための材料。顔料。えのご。えぬぐ。
※名語記(1275)二「絵の具には各別の物也」

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世界大百科事典 第2版「絵具」の解説

えのぐ【絵具】

一般的には顔料と展色剤を練り合わせて作った彩色材料をいう。広義には白墨木炭などのように顔料を押し固めたり,そのまま使えるもろい単体をも含める。少なくとも化学工業製品が世にあふれる19世紀初頭までは,ごく少しの例外を除いて,いずれの時代にも絵具の顔料は共通している。天然鉱石粉,泥土,金属(銅,スズなど)のさび類,動・植物染料がそのおもなものである。絵具の種類,性質は展色剤の違いによる。展色剤は顔料を支持体の面に広くひろげるのを助けるとともに,両者の接着剤として作用する。

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世界大百科事典内の絵具の言及

【日本画】より

…膠(にかわ)を接着材として天然産の色料(近代以降,人造色料も現れた)や墨を用いて表現される。明治以後,西洋伝来の油絵具を使う油絵(洋画)と区別して,これに対して用いられた言葉である。しかし現在,日本画は大きく変わりつつあり,新しい表現技術の採用などによって洋画との区別はつけにくくなってきている。…

※「絵具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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