ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレベザ」の意味・わかりやすい解説 プレベザPréveza ギリシア西部,イピロス (古代名エピルス) 地方の都市。アンブラキコス湾の湾口部北岸に位置する港湾都市で,オリーブ,酪農製品,皮革,羊毛などを積出す。前 290年頃エピルス王ピュロスが建設。前 31年同湾口沖で有名なアクチウムの海戦が戦われ,その戦勝記念にオクタウィアヌスが市の北に新しい町ニコポリス・アクチアを建設した結果,北東のアンブラキア (現アルタ) と同様にその影響で衰退。 16世紀以降ベネチア,オスマン帝国,フランスなどの支配を経て,1913年ギリシア領。人口1万 5512 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「プレベザ」の意味・わかりやすい解説 プレベザぷれべざPréveza ギリシア西部、エピルス地方の港湾都市、プレベザ県の県都。人口1万6800(2003推計)。アムブラキコス湾の北岸入口に位置し、高速道路によりアルタとイオアニナに通じる。後背地の生産物であるオリーブ、酪農品、獣皮、羊毛を港から輸出する。紀元前290年エピルス王ピロスによって建設された。中・近世にはベネチア領やトルコ領となった。1912年ギリシア軍が手中にし、13年ギリシア王国領となる。[真下とも子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by