ヘルモポリス・マグナ(英語表記)Hermopolis Magna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルモポリス・マグナ」の意味・わかりやすい解説

ヘルモポリス・マグナ
Hermopolis Magna

カイロ南方約 300kmのナイル川西岸にあった古代エジプト第 15ノモスの都。現アシュアシュムネイン。ギリシア人によってヘルメス神と同一神と考えられたトト神の崇拝地として知られ,古代ギリシア・ローマ時代には大いに栄え,その様子を語るパピルスも現存する。トト神の神殿や,ラムセス2世によるアモン神殿の遺跡が発掘され,町の西部墓地からは多くのミイラも発見された。アレクサンドロス3世 (大王) 時代の神官ペトシリスの墓は有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android