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ベギアトア Beggiatoa

世界大百科事典 第2版の解説

ベギアトア【Beggiatoa】

一般に,汚水,廃水や硫黄泉近くの水の中で糸状の集合体となる細菌で,肉眼でも認められる。水の中の硫化水素を酸化し,硫黄を体内にためる硫黄細菌の仲間である。細菌としては形が比較的大きく,糸状体となったり,また,すべるように運動するところから,細菌よりラン藻類のオシラトリアOscillatoriaに系統的に近いともいわれる。近縁のものに硫黄細菌であるアクロマティウムAchromatium,ティオバシルスThiobacillus,ティオスリクスThiothrixがあり,ベギアトア目Beggiatoalesとしてまとめられている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のベギアトアの言及

【硫黄細菌】より

…海水,海泥,淡水,汚泥そのほか硫黄化合物の多いところにみられ,硫化水素(硫化物),固体硫黄,亜硫酸塩,チオ硫酸塩,ポリチオン酸塩などを基質として酸化している。古くから硫黄細菌として広く知られているベギアトアおよびチオスリクスThiothrixは桿(かん)状細胞が集まって糸状体を形成しているもので,硫化水素存在下ではこれを酸化し,硫黄を体内に蓄積している。水溝によくみられる。…

※「ベギアトア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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