出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…つまりマクスウェルの方程式は事実上一つの2階微分方程式に帰着されたことになる。φおよびAをそれぞれスカラーポテンシャル,ベクトルポテンシャルといい,この両者をあわせて電磁ポテンシャルという。この非斉次ポテンシャル方程式は一般的に解けて,座標r,時刻tでのポテンシャルの値は,で表されるように,r′にある電荷または電流の,時刻t-|r-r′|/cの値の影響を重ねあわせたものとして求められる。…
…このときFは局所的には,あるdivA=0なるベクトル場Aを使ってF=rotAと表される。AをFのベクトルポテンシャルvector potentialという。任意のベクトル場Fは局所的には, F=gradφ+rotA (divA=0) の形に,渦なしの場gradφとわき出しなしの場rotAとの和に分解される。…
…この際の位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)がポテンシャルUにほかならない。磁気的な力については後述するが,ベクトルポテンシャルと呼ばれるものも登場する。 まず空間が一次元の場合,(1)は,Fx=-dU(x)/dxとなる。…
※「ベクトルポテンシャル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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