コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ベニ・ハンマード要塞 ベニ・ハンマードようさいAl Qal'a of Beni Hammad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベニ・ハンマード要塞
ベニ・ハンマードようさい
Al Qal'a of Beni Hammad

アルジェリア北東部,首都アルジェの南東約 190kmの山中にある 11世紀の要塞跡。 1007年ハンマード朝創始者のベルベル人ズィリ・ブロギンヌによって建設された要塞都市で,周囲を約 7kmの城壁が取り囲んでいる。キャラバン交易により商業,工芸,学問の中心として栄えたが,80年後にはヒラール族の侵入を恐れた住民が都市を放棄,さらに 1148年にはノルマン人の襲撃により衰退した。現在ではエル・バハール宮殿やエル・メナット宮殿などの壁や遺構が残るだけであるが,イスラムの技術とベルベル人の文化がとけあった装飾技法は,ノルマン人にも受け継がれ,シチリア島のパレルモ宮殿にも導入された。また,アルジェリアで2番目に大きなモスクが建てられ,その特徴的なミナレットは各地のミナレット建築の手本となった。 1980年世界遺産の文化遺産に登録。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

今日のキーワード

地蔵盆

主に京都などで、8月23日・24日(古くは陰暦7月24日)に行われる行事。石地蔵にお飾りをしてまつり、さまざまの余興を行う。地蔵祭り。地蔵会(じぞうえ)。《季 秋》...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android