日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ベルマン(Carl Michael Bellman)べるまんCarl Michael Bellman(1740―1795) スウェーデンの詩人。はで好みで、文芸、芸能を愛したグスタフ3世の寵遇(ちょうぐう)を得て、宮廷秘書の称号と年金を賜る。ストックホルムの酒場に入り浸り、酒と恋をモチーフに人生の哀歓を歌い、軽妙なパロディーを奏でた。彼の詩は楽の音にあわせて歌う唄(うた)で、1768年ころからの作品を集めた詞華集『フレードマン書簡』に番号をつけて収められている。毎年7月26日には「ベルマン祭」がストックホルムで華やかに行われる。[田中三千夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例