ペリドット(その他表記)peridot

翻訳|peridot

デジタル大辞泉 「ペリドット」の意味・読み・例文・類語

ペリドット(peridot)

橄欖石かんらんせきうち暗緑色で透明なもの。宝石として珍重される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペリドット」の意味・わかりやすい解説

ペリドット
peridot

透明で濃いオリーブ色を呈する橄欖石 (かんらんせき) の一種硬度 6.5~7,比重 3.33,屈折率 1.65~1.69。宝石として古来から珍重され,1世紀の大プリニウスの著『博物誌』に記されている紅海上のセントジョーン島は,現在でもこの宝石の産地ほかミャンマースリランカ,アメリカなどに産する。8月の誕生石。黄緑色を呈するものはクリソライト (黄金の石) と呼ばれている。

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世界大百科事典(旧版)内のペリドットの言及

【カンラン石(橄欖石)】より

…一方,オリーブは別種の植物である橄欖と誤訳され,それに従い鉱物名も〈橄欖石〉と訳された。 透明な暗緑色の美しいカンラン石は古代から宝石として用いられ,ペリドットperidotと呼ばれる。最高級品質のものは紅海のゼビルゲットZebirget島(セント・ジョンズ島)と北ミャンマーであり,そのほかノルウェー,オーストラリア,ブラジルやアメリカからも産出する。…

【トパーズ】より

…OHとFの秩序配列およびO-H結合の配向性で対称性が三斜晶系まで低下するものがある。【秋月 瑞彦】
[宝石]
 紅海のセント・ジョン島からペリドットperidot(カンラン石(オリビン)の一種フォルステライトの宝石種)が産出するが,古い時代にはこの石がトパーズと呼ばれ,現在のトパーズとの混同があった。トパーズはAl2SiO4(OH)2の成分をもつ水酸基(OH)タイプと,Al2SiO4(F)2のフッ素(F)タイプの二つに大別される。…

※「ペリドット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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