ペリリュー島(読み)ペリリュートウ

デジタル大辞泉 「ペリリュー島」の意味・読み・例文・類語

ペリリュー‐とう〔‐タウ〕【ペリリュー島】

Peleliu》パラオ南部の島。コロール島南西約50キロメートルに位置する。熱帯雨林に覆われた隆起サンゴ礁の島で、かつてリン鉱石を産した。太平洋戦争における日米両軍の激戦地として知られ、戦跡や慰霊碑がある。ペレリュー島

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改訂新版 世界大百科事典 「ペリリュー島」の意味・わかりやすい解説

ペリリュー[島]
Peleliu Island

西太平洋,ミクロネシアのパラオ共和国南部に位置する隆起サンゴ礁の島。人口898(1974)。南のアンガウル島とともに,かつてはリン鉱石の産地であった。第2次大戦末期,この島は宇都宮第14師団の兵1万1000名によって守備されていたが,アメリカ軍上陸によって日米両軍の死闘が展開され,1944年11月24日日本軍は玉砕した。島には五つの村があったが,この戦闘ですべて破壊され,現在,人びとは北部海岸の一地区で生活している。
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