ペルジャ(その他表記)Perugia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペルジャ」の意味・わかりやすい解説

ペルジャ
Perugia

イタリア中部,ウンブリア州州都。ペルジャ県の県都でもある。テベレ川上流域,標高 493mの丘上を占める。古くは Perusiaと記され,エトルリア 12同盟都市の一つであったが,前 310年にローマ人により占領された。 592年ランゴバルド領,1540年から教皇領となり,1860年サルジニア王国の一部となった。特に 15世紀にはウンブリア派と呼ばれる画家輩出,自由都市として繁栄した。現在は農業,地方交通の中心をなし,機械,繊維,食品などの工業が行われ,特にチョコレートの生産で名高い。中世の城郭内には「十一月四日広場」があり,そこを中心として,大噴水,13~15世紀のプリオリ宮殿,14~15世紀に建設されたゴシック様式の大聖堂,ウンブリア派の絵画を集めた国立美術館などがある。人口 16万8169(2011推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む