ボックス2世(読み)ボックスにせい(英語表記)Bocchus II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボックス2世」の意味・わかりやすい解説

ボックス2世
ボックスにせい
Bocchus II

[生]?
[没]前33
北アフリカのマウレタニア王。ボックス1世子孫にあたり,前 49年以降,兄弟ボーグドとともに統治し,国の東部を支配した。ローマのユリウス・カエサルを支持し,タプソスの戦い (前 46) 以後ヌミディアの一部を得た。カエサルの死後オクタウィアヌス (アウグスツス) を支持して,M.アントニウスを支持したボーグドと対立し,のちボーグドの支配領域をも奪った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android