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ボーローグ Borlaug, Norman Ernest

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボーローグ
Borlaug, Norman Ernest

[生]1914.3.25. アイオワクレスコ
[没]2009.9.12. テキサス,ダラス
アメリカ合衆国の農学者,植物病理学者。ミネソタ大学で植物生理学と森林学を学び,1942年植物病理学で博士号を取得。1944~60年メキシコ政府とロックフェラー財団の共同農業プロジェクトに研究員として参加,カンポ・アティサパンの研究所で穀物の多収穫品種を開発した。メキシコ政府への協力が功を奏し,コムギの生産高は 3倍に増加した。さらにコムギの品種改良にあたりコムギとライムギ交配種も生み出した。1960~63年アメリカ大陸食糧生産計画理事を経て,1964~79年メキシコシティーの国際トウモロコシ・コムギ育種センター所長。農業技術の改良により世界的飢餓の解消を目指す,いわゆる「緑の革命」の推進役をはじめ,農業,人口計画,資源再生などさまざまな分野で多大な貢献をし,1970年ノーベル平和賞を受賞した。1977年大統領自由勲章,2007年連邦議会ゴールドメダルを受けた。

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百科事典マイペディアの解説

ボーローグ

アメリカの植物病理学者,耕種学者。ミネソタ大学を卒業後世界各地を研究旅行し,1944年ロックフェラー財団メキシコ農業協力計画研究員,1964年国際トウモロコシ・小麦改良センター所長となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボーローグ
ぼーろーぐ
Norman Ernest Borlaug
(1914―2009)

アメリカの植物病理学者、遺伝学者。アイオワ州クレスコに生まれる。ミネソタ大学で植物生理学を学び、1942年に博士号を取得、デュポン・ド・ヌムール財団研究所で勤務したのち、1944年メキシコに行き、メキシコ政府とロックフェラー財団の協力のもとで進められていたコムギの育種および生産計画に参加した。のちに国際トウモロコシ小麦改良センターがメキシコ・シティに創設されると、そこで世界コムギ改良計画の総責任者に就任した。ボーローグとその研究チームは、コムギの品種改良に努め、メキシコの矮性(わいせい)コムギを改良して非常に高い収穫をあげる品種(メキシコ小麦)をつくりだしたが、これは従来のものより数倍の高収穫をもたらし、メキシコをコムギの輸入国から輸出国に押し上げた。その後、世界各地で農作物の品種改良の指導を行い、1960年代なかばに穀物生産量の驚異的増大をもたらした「緑の革命」の中心人物となった。1970年には、世界の食糧問題に多大な貢献をしたとしてノーベル平和賞が授与された。1990年(平成2)大阪で行われた国際花と緑の博覧会(花博)に招待され、来日している。[編集部]
『レナード・ビッケル著、仙名紀訳『飢餓への挑戦――ノーマン・ボーローグと緑の革命』(1975・TBS出版会)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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