ポリオール(読み)ぽりおーる(その他表記)polyol

デジタル大辞泉 「ポリオール」の意味・読み・例文・類語

ポリオール(polyol)

複数水酸基をもつ多価アルコール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリオール」の意味・わかりやすい解説

ポリオール
ぽりおーる
polyol

多価アルコールのこと。2個以上のヒドロキシ基-OHをもった脂肪族化合物をいう。ヒドロキシ基を2個もったものをグリコールまたはジオールdiolという。グリコールの代表的なものはエチレングリコールHOCH2CH2OH、沸点 197.85℃)、プロピレングリコール(CH3CH(OH)CH2OH、沸点 188.2℃)、テトラメチレングリコール(HO(CH2)4OH、沸点 229.15℃)である。このほかにエチレンあるいはプロピレングリコールをエーテル化した形のジエチレングリコールなどやジプロピレングリコール、さらにポリエチレングリコールなどがある。ヒドロキシ基が3個入った代表的なものはグリセリン(グリセロール)であり、4個もっているものにペンタエリスリトールがある。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ポリオール」の解説

ポリオール
ポリオール
polyol

[同義異語]多価アルコール

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ポリオール」の解説

ポリオール

 多価アルコールともいう.複数のアルコール性ヒドロキシル基をもつ化合物.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android