マグマ分化作用（読み）マグマぶんかさよう（その他表記）magmatic differentiation

岩石学辞典

マグマ分化作用

母マグマから異なった火成岩が形成されること．岩石学者によっては分化作用とマグマ分化作用は同意義と考えている．一方で特にドイツの岩石学者は液体状態でおこるマグマ分化作用と，結晶分化作用（crystallization differentiation）とを区別している．⇒分化作用

出典　朝倉書店

法則の辞典

マグマ分化作用【magmatic differentiation】

ほぼ一様な化学組成をもったマグマが，固結作用の進行に伴って各種の酸化鉱物やケイ酸塩鉱物が析出して火成岩をつくり，残液の組成も変化していく現象をいう．

出典　朝倉書店