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マネタリー・アプローチ マネタリー・アプローチmonetary approach

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マネタリー・アプローチ
monetary approach

(1) 国際収支問題を貨幣の需要と供給という視点からとらえる分析手法。国際収支の黒字と赤字は貨幣需要と貨幣供給の相対的な関係から決り,需要のほうが大きい場合に国際収支が黒字になるとするもの。固定相場制度では,貨幣需要が貨幣供給より大きくなると,貨幣市場の需給がマッチするように輸出がふえて貨幣供給を増加させる。変動相場制度為替レートの下落は,貨幣供給には直接影響を与えないが,外貨建資産の価値を高める資産効果を通じて資産総額が増加する。これにより貨幣需要が増加し,貨幣市場の需給がマッチするように輸出がふえて貨幣供給が増加する。国際収支問題を分析する手法としては,弾力性アプローチとアブソープション・アプローチとならぶ有力なものとなっている。 (2) 為替レート決定メカニズムアセット・アプローチのなかの一つ。内外資産に完全な代替性を仮定し,両国の貨幣市場の均衡に着目して為替レートの決定を説明するもの。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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