マフィック鉱物(読み)マフィックこうぶつ

最新 地学事典 「マフィック鉱物」の解説

マフィックこうぶつ
マフィック鉱物

mafic minerals

Mg・Feに富み,Siに乏しい組成をもつ,かんらん石・輝石・角閃石・黒雲母などの鉱物。苦鉄質鉱物とも。マフィックとはmagnesiumとferric, ferrousの頭文字に形容詞化する-icをつけた造語。Fe以外にもMn・Ti, その他多種の遷移金属元素を含むことから,濃い色を呈することが普通で,ほとんどのマフィック鉱物は有色鉱物である。マグマからマフィック鉱物の晶出する順序は,SiO4四面体の重合度の低い,かんらん石が一般に最も早く,輝石,角閃石,黒雲母と,しだいに重合度の高い鉱物が後に続く。マントルが,かんらん石と輝石,あるいはそれと類似の組成の高圧相を主とする鉱物の集合体であると考えられることから,マフィック鉱物は地球の主要な鉱物といえる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 藤縄

世界大百科事典(旧版)内のマフィック鉱物の言及

【火成岩】より

… 化学組成は,マフィックあるいは苦鉄質mafic(比較的Mg(苦)やFeに富む),フェルシックあるいはケイ長質felsic(シリカや長石成分に富む),およびそれらの中間の組成の3種に分類する。これらの区別は,マフィック鉱物の量が,ほぼ70~40体積%がマフィック,40~20%が中間組成,20%以下がフェルシックとする(色指数)。ガラス質や細粒の火成岩の場合にはノルムのマフィック鉱物の量を用いる(ノルム分類)。…

※「マフィック鉱物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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