日本大百科全書(ニッポニカ) 「マラーシキン」の意味・わかりやすい解説 マラーシキンまらーしきんСергей Иванович Малашкин/Sergey Ivanovich Malashkin(1888―1989) ソ連の作家。貧農の子に生まれ、十月革命に参加、プロレトクリト派の詩人として文壇に登場する。1920年代なかばから散文に専念、代表作『右側の月、あるいは奇妙な恋』(1926)はネップ時代のソ連青年の倫理、性問題を扱い論議をよぶ。ほかに長編『二つの戦争と二つの平和』(1927)、第二次世界大戦後に長編『娘たち』(1956)、『ペトログラード』(1968)などの作品がある。[安井侑子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例