ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マリ人」の意味・わかりやすい解説
マリ人
マリじん
Mari
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… ヨーロッパ・ロシア北西部から東ウラル地方,および西シベリア北部にかけてフィン・ウゴル語派に属する言語をもつ民族がいる。主要なものは西からエストニア人,カレリア人,コミ人,マリ人,モルドバ(モルドビン)人,ウドムルト人などフィン語系の民族と,西シベリアのハンティ人,マンシ人,それにネネツ人のウゴル語系の民族である。 モンゴル系の民族には,バイカル湖の近くに住むブリヤート人と,ボルガ下流に住むカルムイク人(カルミク人)がいる。…
…気候は比較的穏やかな大陸性で,1月の平均気温は-13℃,7月は19℃,年降水量は450~500mm。民族構成は,マリ人43.3%,ロシア人47.5%,タタール人5.9%,その他(チュバシ人,ウクライナ人など)3.3%(1989)となっている。マリ人はチェレミス人ともよばれ,フィン語系に属するマリ語(チェレミス語)を話す。…
※「マリ人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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