マンスフィールド(Michael Joseph Mansfield)(読み)まんすふぃーるど(英語表記)Michael Joseph Mansfield

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

マンスフィールド(Michael Joseph Mansfield)
まんすふぃーるど
Michael Joseph Mansfield
(1903―2001)

アメリカの政治家。駐日アメリカ大使。海軍陸軍海兵隊への入隊経験を経て、鉱山労働者技師として働くかたわら、1931年モンタナ大学入学。1933年に卒業後、約10年間、同大学で歴史学、政治学を教える。1942年にモンタナ州選出民主党連邦下院議員に当選。5期務めたのち、1953年から1977年まで同州選出民主党連邦上院議員。上院外交委員会所属のハト派議員として活躍し、1961年以降は上院院内総務でもあった。1977年~1988年(昭和52~63)駐日アメリカ大使を務める。モンタナ大学教授時代には極東史を講義し、また上院外交委員会のメンバーとしてアジア地域を何度も視察するなど、アジア問題に造詣(ぞうけい)が深かった。

藤本 博]

『マイク・マンスフィールド著、松尾文夫編訳『私の日本報告――日本の道・アメリカの道』(1978・サイマル出版会)』『マイク・マンスフィールド著、小孫茂編著『マンスフィールド20世紀の証言』(1999・日本経済新聞社)』

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