ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムムターズ・マハル」の意味・わかりやすい解説
ムムターズ・マハル
Mumtāz Mahal
[没]1631
インド,ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンの妃。シャー・ジャハーンは彼女を深く愛し,その死後,有名なタージ・マハルをジャムナ河岸に建設し,彼女の墓所とした。
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…第4代皇帝ジャハーンギールの子で,晩年の父とは対立しデカンに退いていたが,1627年秋,父が死ぬと翌年初めアーグラで帝位を継いだ。これに先だつ1612年,宮廷貴族中もっとも金持で権勢のあったアーサフ・ハーンの娘ムムターズ・マハルと結婚した。シャー・ジャハーンの治世は,内政面ではムガル帝国時代でもっとも安定した時期であった。…
…インドのアーグラ市にあり,ムガル帝国のシャー・ジャハーンが造営した愛妃の廟墓。名称は妃の名ムムターズ・マハルMumtāz Mahalに由来する。1632年ころ着工し,22年(一説に17年)かけて完成させた。…
※「ムムターズ・マハル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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