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ムユウジュ(無憂樹) ムユウジュSaraca indica; asoka tree

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムユウジュ(無憂樹)
ムユウジュ
Saraca indica; asoka tree

マメ科の落葉高木。高さ6~7mになる。葉はフジに似た偶数羽状複葉で,小葉は3~6対あり,長さ 15~23cm,幅 5cmの長楕円形で,革質である。4~6月,長さ 80~100cmの円錐花序に多数の花をつける。花弁はなく,4枚の萼片は花弁状で,初め橙黄色または橙色でのちに紅色となる。花の基部に紅色で状の包葉がある。おしべめしべ花外に突き出て美しい。莢は長さ 10~25cm,中に平たい長楕円体状の種子が4~8個ある。インド原産で,仏陀の誕生した神聖な木として寺の境内に植え,花を仏に供える。並木に用いる地方もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ムユウジュ【ムユウジュ(無憂樹) asoka tree】

仏教の聖木の一つで,マメ科ジャケツイバラ亜科に属する。釈迦がこの木の下で生まれたという伝説があり,アショーカノキ,アショーカジュの別名もある。高さ約25mに達する高木。葉は羽状複葉で,6~12枚の偶数個の小葉をつける。小葉は革質,無毛,長楕円形で長さ約3.5cm。花は3~6月に咲くことが多く,短い散房花序に集まってつき,長さ4~5cm。萼は長い管状で,先は4裂し,橙黄色から緋色,花弁はない。おしべは萼よりも長く,萼筒から伸び出しており,8本ある。

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世界大百科事典内のムユウジュ(無憂樹)の言及

【サラソウジュ(沙羅双樹)】より

…フタバガキ科の落葉高木で,マメ科のムユウジュ(無憂樹)およびクワ科のボダイジュ(菩提樹,インドボダイジュ)とともに仏教の三大聖木とされる。原産地のインドではサルsal,その漢名を沙羅といい,釈迦がクシナガラで涅槃(ねはん)に入ったとき,その四方にこの木が2本ずつ生えていたという伝説から,沙羅双樹という。…

※「ムユウジュ(無憂樹)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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