ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤワラシダ」の意味・わかりやすい解説 ヤワラシダ(柔羊歯)ヤワラシダThelypteris laxa オシダ科の夏緑性シダ植物。東北地方南部以西の日本各地に広く分布し,暖帯の山野の林下に普通にみられる。朝鮮半島,台湾および中国にも分布する。根茎は匍匐し,先端部に広披針形の葉がやや束生する。葉は長さ 60cmぐらいで,葉身は単羽状複葉で質薄く,羽片は短柄を有し基部は漸次せばまる。裂片の葉脈は単条または二叉し,裂片の縁には達しない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤワラシダ」の意味・わかりやすい解説 ヤワラシダやわらしだ / 柔羊歯[学] Lastrea laxa (Fr. et Sav.) Copel. オシダ科の夏緑性シダ。全体に毛があり、葉は柔らかく2回羽状深裂。裂片の辺縁に鈍鋸歯(きょし)があり、葉脈は辺縁に達しない。包膜は円腎(えんじん)形で有毛。関東地方中部以西の山地に普通にみられる。[西田治文] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by