ユースタシー

最新 地学事典 「ユースタシー」の解説

ユースタシー

eustasy ,eustacy

正負いずれかの方向に,ほぼ同じ規模で全地球的に海面変化すること(E.Suess, 1906)。海水量の絶対的変化によりもたらされた全地球的な海水面の変化(J.A.Bates et al., 1987)とされ,大陸における氷河消長に伴う海水量の変化(glacio-eustatism)が代表的。しかし,海水量の絶対的変化だけでなく,海盆容積の変化によって引き起こされる海面の変化,例えば堆積物の埋立て(sedimento-eustatism),地殻変動(diastrophic-eustatism),火山活動(volcano-eustatism)なども要因

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参照項目:海水準変動

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百科事典マイペディア 「ユースタシー」の意味・わかりやすい解説

ユースタシー

地球全体で海水準が変動する現象。たとえば第四紀の氷河性の海水準変動など海水量の絶対的変化に基づくとする意見があるが,長い地質時代の中では,大陸の衝突や海底拡大の急激な変化など地球規模の地殻変動でもユースタシーが起こると考えられる。後者の場合は海水の入れ物の形や容積が変わるのであり,海水量が変化する必要はない。

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世界大百科事典(旧版)内のユースタシーの言及

【海水面変化】より

…海水準変動ともいい,海水面が昇降する現象をいうが,一般的には,潮汐の干満や季節的な大潮,台風時の高潮,海底地震で生じる津波などを除外し,地質時代を通して汎地球的な規模で,海水面が変化することをさし,ユースタチック運動eustatic movementともユースタシーeustasyともいう。 海水面の変化は,海水量の変化,あるいは海水の容器にあたる海盆の大きさの変化や陸地の隆起,沈降によって生じるが,これらは複雑に関係しているので,いちがいに要因を決めることは困難である。…

※「ユースタシー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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