デジタル大辞泉 「海水準」の意味・読み・例文・類語 かい‐すいじゅん【海水準】 平均的な海水面の高さ。長期観測によって波・うねり・潮汐を平均化し、海抜ゼロメートルとして等高線の基準となる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海水準」の意味・わかりやすい解説 海水準かいすいじゅんsea level 静止したときの海面。実際の海面は波,うねり,潮汐などで絶えずゆれているので,海面の長期観測によって高さの平均値を求め,平均海水面で表す。平均海水面は一地点では常に等しい高さを示すので,海抜 0mとして等高線の基準に用いる。日本では東京湾にこの原点が設置されている(→東京湾平均海面)。海面は地質時代から今日まで高低の変化が認められる。これを海水準変動という。その原因には,海水面はそのままで,陸地の方の隆起,沈降による場合と,海水面の昇降による場合がある。後者の場合は今日ある氷河が全部溶けたとすれば海水面が約 50m上昇すると計算されることから,気候の変動によって起こることが考えられる。(→海面変化) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by