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ラベソン・モリアン Jean Gaspard Félix Lacher Ravaisson‐Mollien

世界大百科事典 第2版の解説

ラベソン・モリアン【Jean Gaspard Félix Lacher Ravaisson‐Mollien】

1813‐1900
フランスの哲学者,行政官。アリストテレスの影響下に,シェリングらと呼応しつつ,デカルト以来200年の機械論的宇宙観に対して生命論的宇宙観を展開。内省と類推の方法によって万象の本質を霊・愛としてとらえ,物質界はその下降的極限,また意志により創出して身体にゆだねる〈習慣〉は自発的受動性として両者の仲介項であり,美は霊・愛の宇宙における発顕とする。著書《習慣論》(1838)等。【中田 光雄】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のラベソン・モリアンの言及

【精神】より

…カントにおける実践の主体としての理性の概念,フィヒテにおける根源的活動性としての自我の概念,ヘーゲルにおけるおのれを外化し客観化しつつ生成してゆく精神の概念などにそれが見られよう。フランスにおいても,意識を努力と見るメーヌ・ド・ビラン,精神を目的志向的な欲求や働きと見るラベソン・モリアン,意識を純粋持続として,純粋記憶として,さらには〈生の躍動(エラン・ビタール)〉の展開のなかでとらえようとするベルグソンらの唯心論の伝統があるが,ここにも同じような傾向が認められる。当然のことながら,こうした展開のなかで精神は単なる知的な能力としてではなく,むしろ意欲・意志としてとらえられるようになる。…

※「ラベソン・モリアン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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