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習慣論 しゅうかんろんDe l'habitude

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

習慣論
しゅうかんろん
De l'habitude

フランスの哲学者ジャン・ラベッソン=モリアン主著。 1838年初版。メーヌ・ド・ビランの『思考能力に及ぼす習慣の影響』に触発されて書かれ,フランス唯心論哲学の伝統を決定した。意識は知識を含んでいるが,両者は行為のなかで展開される。意志的行為は繰返されるうちに意志的な性格を失い習慣となる。習慣は魅惑と欲望からなる必然性であり,習慣の形成は必然性から自由への運動である生命の逆方向の運動である。それゆえ習慣は生命の起源を教えてくれる。習慣はわれわれの第2の天性 (自然) であり,終極において自然の自発性と一致する。意識だけに存在する習慣は,自然と知性の一致の絆であり,さらに神とは,われわれのうちにある自然であるから,習慣はわれわれと神とのつながりをも示すものである。

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