物質界(読み)ぶっしつかい

精選版 日本国語大辞典 「物質界」の意味・読み・例文・類語

ぶっしつ‐かい【物質界】

〘名〙
① (自然科学対象としての) 物質の働く範囲。物質の分野
※改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉一「物質界中に生ずる諸変化の原因等を説明するは物理学の要たり」
② (精神に対して) 物の世界
戦後文学(1895)〈内田魯庵〉「物質界(ブッシツカイ)に於て最上権を握るのみならず精神界に於て全人類の主人とならざるべからず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android