リュウキュウマツ(読み)りゅうきゅうまつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リュウキュウマツ」の意味・わかりやすい解説

リュウキュウマツ
りゅうきゅうまつ / 琉球松
[学] Pinus luchuensis Mayr

マツ科(分子系統に基づく分類マツ科)の常緑針葉高木。高さ25メートル以上になる。樹皮の色はクロマツアカマツ中間。針葉は2枚で線形、長さ約15センチメートルで柔らかく、アカマツに似る。酸性土壌平地や二次林に多く生え、鹿児島県の悪石(あくせき)島から、大東諸島を除き、与那国(よなぐに)島まで分布し、沖縄の県木である。建築、薪炭材、舟や臼(うす)などに用いられたが、シロアリに弱い。

[島袋敬一 2018年5月21日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のリュウキュウマツの言及

【マツ(松)】より

…朝鮮半島では庭園に植えられる。(2)二葉松類 日本にはアカマツ(イラスト),クロマツ(イラスト)のほかに,琉球列島特産のリュウキュウマツ(別名オキナワマツ)P.luchuensis Mayr(イラスト)がある。琉球での重要林木で,高さ20mほどになる。…

※「リュウキュウマツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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