ロマノスメロドス(その他表記)Rōmanos Melōdos

改訂新版 世界大百科事典 「ロマノスメロドス」の意味・わかりやすい解説

ロマノス・メロドス
Rōmanos Melōdos

6世紀の教会詩人。東方正教会の聖人。生没年不詳。コンタキオンkontakionと呼ばれた,音楽を伴った説教詩を1000残したといわれるが,そのうち85が伝わるのみで,また音楽そのものは伝えられていない。シリア出身(一説にユダヤ教徒)。作品は,豊富な比喩的表現,大胆な対立命題,演劇的な高揚を駆使した世界文学の傑作とされる。ベイルートの復活教会の輔祭で,伝説によれば,コンスタンティノープルの聖母教会でキリスト降誕祭の夜,夢で聖母自身から巻物を与えられてそれを飲み,〈この日聖母は〉を歌いはじめたという。
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