ヴァレリー ゲルギエフ(英語表記)Valery Abesalovich Gergiev

現代外国人名録2016 「ヴァレリー ゲルギエフ」の解説

ヴァレリー ゲルギエフ
Valery Abesalovich Gergiev

職業・肩書
指揮者 マリインスキー劇場管弦楽団芸術総監督・総裁,ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団首席指揮者

国籍
ロシア

生年月日
1953年5月2日

出生地
ソ連ロシア共和国モスクワ(ロシア)

学歴
レニングラード音楽院

勲章褒章
旭日中綬章(日本)〔2006年〕

受賞
国際クラシック音楽アワード指揮者賞(第2回,1993年度)〔1994年〕,ロシア国家賞〔1994年・1999年〕,ロシア人民芸術家〔1996年〕,ロシア大統領賞〔2002年〕,全ソ連邦指揮者コンクール優勝,カラヤン国際指揮者コンクール第2位(1位なし)〔1977年〕

経歴
両親の故郷北オセチア自治共和国で育つ。レニングラード音楽院でイリア・ムーシンに師事。1977年カラヤン国際指揮者コンクールで1位なしの2位。同年キーロフ歌劇場(現・マリインスキー劇場)管弦楽団の指揮者となり、’78年デビュー。レパートリーを増やして実績を買われ、’88年音楽監督、’92年から首席指揮者、’96年から芸術総監督兼総裁を務める。ヨーロッパ各地への客演も多く、新世代の旗手として注目を集める。’92年7月「炎の天使」「ボリス・ゴドゥノフ」「スペード女王」によるニューヨークへの引っ越し公演も大成功を収めた。また’89年ムソルグスキー生誕150年フェスティバル、’93年白夜祭などの音楽祭を創設。他の代表レパートリーに「戦争と平和」「エフゲニー・オネーギン」「パルジファル」など。’95年〜2008年ロッテルダム・フィル首席指揮者、2007年からロンドン交響楽団の首席指揮者も務める。2015年9月ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任。1993年11月以来、度々公演で来日。’96年7月NHK交響楽団に初客演。また札幌の国際教育音楽祭・パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)の首席指揮者を2度務める。2007年23年ぶりに東京交響楽団に客演。2015年11月ミュンヘン・フィルとともに来日公演。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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