ヶ池(読み)あしがいけ

日本歴史地名大系 「ヶ池」の解説

ヶ池
あしがいけ

[現在地名]田原町芦村

芦村の南方山間にあって、周囲四キロ、面積約〇・四八平方キロ、貯水量約九四万五千八〇〇立方メートル、渥美郡最大の池である。古来灌漑用溜池で、江戸時代の田原藩記録に芦ヶ池堤防修築の記事が時々みえるが、その成立を証する資料はない。東方一〇〇町歩に及ぶ野田のだ水田水源池であり、明治四三年(一九一〇)耕地整理以前には、この水田に条里制遺構がみられたことから、芦ヶ池の構築が広大な田の水源として国司の手によって築造されたものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 茂み 溜池 野田

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む