一ノ筋・二ノ筋・三ノ筋・四ノ筋(読み)いちのすじ・にのすじ・さんのすじ・よのすじ

日本歴史地名大系 の解説

一ノ筋・二ノ筋・三ノ筋・四ノ筋
いちのすじ・にのすじ・さんのすじ・よのすじ

[現在地名]宇都宮市伝馬町でんまちよう西にし一―三丁目・一条いちじよう一―四丁目・花房はなぶさ二丁目・江野町えのまち宮園町みやぞのちよう松が峰まつがみね一―二丁目

宇都宮城外堀西部に位置する武家屋敷地で、北は町人町池上いけかみ町・伝馬町新石しんこく町、西は日光街道筋の町並背中合せに接続する。東側城の近くから南北通りを順に一ノ筋・二ノ筋・三ノ筋・四ノ筋とよんだ。町並の成立は近世初期の蒲生秀行時代と推定される。松平忠弘時代の城下図(東大史料編纂所蔵)によれば、一ノ筋の地は堀を囲むように道がめぐり、道に面して武家屋敷が並ぶ。北部三分の二は片側町で約三〇家がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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