…ただしかかる本補・新補の区別は時代が下るにつれ混乱し,鎌倉末期の《沙汰未練書》などには〈承久兵乱の時,没収の地をもって宛給所領等の事なり〉とあり,承久の乱後に設置された地頭をすべて新補地頭とする観念が一般化する。このほか,鎮西に顕著な惣地頭・小地頭の制や,地頭職の分轄相続にともなって一分地頭や惣領地頭の語も生じた。
[職権内容]
これら地頭職の職権内容についてみると,得分の定められた新補地頭は別として,一般に地頭の職権とされるものには,(1)下地管理権,(2)徴税権,(3)警察および裁判権,などがあった。…
…一般に惣領地頭は必ずしも長子とはかぎらず,譲状・安堵状などで〈器量の仁〉が選定されることもあった。地頭職を惣領した惣地頭は庶子の小地頭(一分地頭)を統轄し,軍役・番役・年貢催促を行った。幕府法では,御家人の諸役の勤仕(奉公)を全うさせるために,惣領制にもとづく惣地頭―小地頭の慣行を尊重した。…
※「一分地頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...