一小袖(読み)ひとつこそで

精選版 日本国語大辞典 「一小袖」の意味・読み・例文・類語

ひとつ‐こそで【一小袖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一つしかない小袖
    1. [初出の実例]「しちにをくひとつ小袖のあはせ酒わたぬきするぞうけて覚ゆる」(出典:狂歌・狂歌酒百首(1771))
  3. 礼服晴着のように襲(かさね)にしない和服着装法。小袖一枚だけを着ること。また、その小袖。
    1. [初出の実例]「茶の糸織の一つ小袖に黒七子の羽織」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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