一巻経(読み)いちかんぎょう

精選版 日本国語大辞典 「一巻経」の意味・読み・例文・類語

いちかん‐ぎょうイチクヮンギャウ【一巻経】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 数巻の経典を一人一巻ずつ分担して書写すること。特に法華経八巻または開経無量義経結経観普賢経を加えた一〇巻についていうことが多い。法華経を二八品としてとらえる時には一品経(いっぽんぎょう)という。
    1. [初出の実例]「八条殿一巻経、無量義経闕如」(出典:明月記‐寛喜二年(1230)八月二六日)
  3. 数巻の経巻一冊にまとめたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む