一搩手半(読み)いっちゃくしゅはん

精選版 日本国語大辞典 「一搩手半」の意味・読み・例文・類語

いっちゃくしゅ‐はん【一搩手半】

〘名〙 仏語一搩手にその半分を加えた長さ。日本では持仏像胎内仏を造るときの定則とする。約一尺二寸。いったくしゅはん。
扶桑略記(12C初)欽明一三年一〇月「爾時三尊促身於一𢷡手半

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デジタル大辞泉 「一搩手半」の意味・読み・例文・類語

いっちゃくしゅ‐はん【一×搩手半】

一搩手にその半分を加えた長さ。約1尺2寸(約36センチ)。特に仏像などをつくるときの定則とする。いったくしゅはん。
「―の薬師百体」〈平家・一〉

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