一撫(読み)ひとなで

精選版 日本国語大辞典 「一撫」の意味・読み・例文・類語

ひと‐なで【一撫】

  1. 〘 名詞 〙 一回なでること。さっと表面に触れ、こすること。また、そのくらい簡単にできることのたとえ。
    1. [初出の実例]「今二寸高ければ、爰のぽんと町は一(ヒト)なでじゃ」(出典咄本・軽口露がはなし(1691)三)
    2. 「刷毛で塗(なす)って、馬棟(ばれん)で颯と一撫(ヒトナデ)に刷り揚げるのを見ると」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む