一業(読み)イチゴウ

精選版 日本国語大辞典 「一業」の意味・読み・例文・類語

いち‐ごう‥ゴフ【一業】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「業」は[梵語] karman の訳で、行為のこと ) 仏語。一つの行為。結果を招く一種の力をもったはたらき。
    1. [初出の実例]「御菩提をもとぶらひたてまつり、一業(ゴウ)をもうかび給ふかと思ふにこそ」(出典:金刀比羅本平治(1220頃か)下)
    2. [その他の文献]〔倶舎論‐一七〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android