ひと‐たて【一立】
- 〘 名詞 〙 一回。
- (イ) 勝負事で、一回の勝負をいう。
- [初出の実例]「又博奕をして遊びけるに、一立(ヒトタ)てに五貫十貫立ければ」(出典:太平記(14C後)三三)
- (ロ) 外食や酒宴の一回分をいう。
- [初出の実例]「六人の子供達と悦子とが一と立て済ましたあとで」(出典:細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉中)
- (ハ) 遠方へ行って、一回取引をしてくること。〔日葡辞書(1603‐04)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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