一粲に供する(読み)イッサンニキョウスル

精選版 日本国語大辞典 「一粲に供する」の意味・読み・例文・類語

いっさん【一粲】 に 供(きょう)する

  1. 贈り物をしたり自作の詩文などを読ませたりすることをへりくだっていう。お笑いぐさにする。
    1. [初出の実例]「彼の羅(ロー)マンスの類にすら其一通りは描き出して、世の一粲(いっサン)に供せしかど」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android