一荷(読み)イッカ

デジタル大辞泉 「一荷」の意味・読み・例文・類語

いっ‐か【一荷】

天秤棒てんびんぼう両端にかけて、一人で肩に担えるだけの荷物
釣りで、1本の釣り糸に2本以上の釣り針を結びつけて、一度に2匹の魚を釣ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一荷」の意味・読み・例文・類語

いっ‐か【一荷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. てんびんの両端にかけて、一人の肩にになう荷物。また、一人が肩にかつげるだけの荷物。一対になる二つの荷物。
    1. [初出の実例]「籠別一束、以二籠一荷」(出典延喜式(927)七)
    2. 「忠と孝と一っ荷(カ)にになふ世帯道具」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一)
  3. 同一視することのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「小息子と三ぽれいの内証と、一荷(カ)にすると」(出典:洒落本・公大無多言(1781))
  4. 釣りで、一本の釣り糸に二本以上の釣り針をつけて、一度に二匹の魚を釣ること。

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