一重ヶ根温泉(読み)ひとえがねおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「一重ヶ根温泉」の意味・わかりやすい解説

一重ヶ根温泉
ひとえがねおんせん

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷(おくひだおんせんきょう)一重ヶ根にある温泉。北アルプスの焼岳(やけだけ)西麓(ろく)を北西流する平湯(ひらゆ)川(高原(たかはら)川)右岸にある。新平湯温泉とも。泉源約15、泉温98℃、泉質炭酸水素塩泉、二酸化炭素泉など。1965年(昭和40)ごろから同地区の各所で開発され、その歴史は新しいが、旅館民宿が多い。国道471号が通じる。村上神社で5月の祭礼に奉納される鶏芸(とりげい)は珍しい郷土芸能で、県指定重要無形民俗文化財。

[上島正徳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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