一難去ってまた一難(読み)いちなんさってまたいちなん

精選版 日本国語大辞典 「一難去ってまた一難」の意味・読み・例文・類語

いちなん【一難】=去(さ)って[=去(さ)ると]また一難(いちなん)

災難が次々と襲ってくること。
家族会議(1935)〈横光利一〉「一難去るとまた一難と、次から次へと順序を狂はさずに苦しみは来るものか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一難去ってまた一難」の意味・読み・例文・類語

一難いちなんってまた一難いちなん

一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「一難去ってまた一難」の解説

一難去ってまた一難

一つの災難をようやく切り抜けたところで、ほっとする間もなく、また別の災難が襲ってくること。

[使用例] そのうえに一難去ってまた一難、今度はもう一つ追放令が出た。それには軍需工場の指定工場全部がやられた[松下幸之助仕事の夢・暮しの夢|1960]

英語〕Misfortunes never come singly. (災難は続くもの)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android