丁々(読み)ちょうちょう

精選版 日本国語大辞典 「丁々」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちょうちゃうちゃう【丁丁・打打】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いるが、古くは「ちょうちょうど」と濁音になる )
  2. 金属などがぶつかり合うかん高い音が、続いて響くさまを表わす語。また、いきおいよく打ち続けたり、切り続けたりするさまにもいう。
    1. [初出の実例]「此尼持仏堂にて、かねをあまたたびちゃうちゃうと物さわがしげにうちて」(出典:古今著聞集(1254)一六)
  3. 物事がきちんきちんと的確に行なわれるさま。
    1. [初出の実例]「節は、竹のふしは、上下ちゃうちゃうどそこそこに節義があるぞ」(出典:土井本周易抄(1477)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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