丁中制(読み)ていちゅうせい(その他表記)Ding-zhong-zhi; Ting-chung-chih

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「丁中制」の意味・わかりやすい解説

丁中制
ていちゅうせい
Ding-zhong-zhi; Ting-chung-chih

中国で租税,徭役,兵役などの関係から成年,未成年の別を定めた制度。年齢区分の制度は周代からみえるが,北魏の均田制施行に伴って整備された。当時男女 15~69歳を丁,11~14歳を中,10歳以下を小,70歳以上を老としたという。年齢の区切り方は時代によってまちまちであるが,唐の均田制 (武徳7年令) では,男女を黄 (1~3歳) ,小 (4~15歳) ,中 (16~20歳) ,丁 (21~59歳) ,老 (60歳以上) と定めた。しかし財産を基準として課税する両税法が施行されると,丁中制は衰え,戸口の年齢を重視しなくなった。

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世界大百科事典(旧版)内の丁中制の言及

【唐】より

…税役と兵制を確保するには,丁男と中男をもれなく把握しなければならない。そのために丁中制とよばれる制度によって,年齢による成年,未成年の別を決めたのであり,その台帳にされたのが計帳と戸籍であった。計帳は,毎年,戸主から提出された手実という申告書に基づいていた。…

※「丁中制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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