七ッ松村(読み)ななつまつむら

日本歴史地名大系 「七ッ松村」の解説

七ッ松村
ななつまつむら

[現在地名]尼崎市七松町一―三丁目・東七松町ひがしななつまつちよう一丁目・南七松町みなみななつまつちよう一―二丁目・三反田町さんたんだちよう一―二丁目・立花町たちばなちよう一丁目

西難波にしなにわ村の北に位置し、南西部を武庫むこ浜田はまだ村に接する。永正一七年(一五二〇)一月から二月にかけて行われた両細川氏の戦いで、澄元方の軍勢が高国方の越水こしみず(現西宮市)を落して武庫川を越え「七松」にも陣を取っている。天正七年(一五七九)九月、織田信忠前年から有岡ありおか(現伊丹市)に籠城する荒木村重攻撃のため新たに「七松」に砦二ヵ所を設け、塩河国満・高山右近・中川清秀らに勤番させた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android