1516.11.20~54.8.13
戦国期の浄土真宗の僧。蓮如の曾孫。諱は光教(こうきょう)。関白九条尚経の猶子。1525年(大永5)祖父実如の跡をつぎ,10歳で本願寺10世となった。加賀の一向一揆の内紛調停を通じて加賀を本願寺領国とした。32年(天文元)山科本願寺が焼かれ,大坂(石山本願寺)に移った。その後,畿内・越前などの領主と友好関係を結び,本願寺の体制固めと地位の向上に努めた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…その結果,本願寺は強力な宗教基盤を北陸に確立し(門徒領国),北陸に荘園を持つ中央の貴族,武家,寺社にとって無視できなくなり,中央における政治的地位が著しく高まった。
[第2期――16世紀前半(法主実如・証如)]
蓮如の継嗣本願寺9世の実如は,幕府管領で畿内政権を掌握した細川政元を本願寺の外護者と見たて,これと結んで畿内の教線の拡張をはかった。1505年(永正2)永正の乱がおこると実如は,政元の要請にこたえて畠山義英の守る河内誉田(こんだ)城攻めの動員を指令した。…
…のちの石山本願寺である。 1532年(天文1)山科本願寺が細川晴元との争いで焼かれ,10世証如は本拠を大坂に移した。この時代は相争う戦国大名間にあって,社会的勢力として成長した教団存続のため,大名化した立場で寺の運営を図り,石山本願寺には寺内町ができ,自治組織が整備された。…
※「証如」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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