七井戸村(読み)なないどむら

日本歴史地名大系 「七井戸村」の解説

七井戸村
なないどむら

[現在地名]長生村七井戸

藪塚やぶつか村の南西に位置し、一宮いちのみや川が流れる。伊南房州通いなんぼうしゆうどおり往還が通る。天正二〇年(一五九二)知行宛行状にみえる「市原郡五井土之内五百石」を当地とする説があるが未詳。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高二五七石。寛文五年(一六六五)の七井戸村内二〇石が円照えんしよう(現大多喜町か)領となっており(御朱印帳)、天正一九年以来とある。寛文八年の鷹場五郷組合帳では七井戸組に属し、旗本服部領二五〇石余。元禄郷帳では高二七七石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高五二五石余で家数六七、幕府領(旧高旧領取調帳では高一一三石余)と旗本服部領(同三八七石余)・戸塚領(同五石余)で、ほか円照寺領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android