七曲井(読み)ななまがりのい

日本歴史地名大系 「七曲井」の解説

七曲井
ななまがりのい

[現在地名]狭山市北入曾

北入曾きたいりその南西部、不老としとらず川北岸に位置し、標高は約七〇メートル。字堀難井ほりかねのいにある古代井戸跡。昭和四五年(一九七〇)復原のための発掘調査が実施された。その結果、井戸跡は擂鉢形の上部構造と井筒に当たる下部構造に分れ、全体としては漏斗状を呈していることが明らかとなった。一八世紀末まで井戸として利用されていたため(文化六年「訴状」仲川家文書)、掘立時期を特定することはできなかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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